「東京都知事がエコノミー(クラス)で行けとは、よう言わない……」。兵庫県の井戸敏三知事は21日午前に放送したラジオ番組で、公私混同問題などで舛添要一氏が東京都知事を辞職したことについて、報道の過熱ぶりに違和感を表明した。海外出張の際に航空機のファーストクラスに搭乗したことも問題視されたが、「日本を代表するような方ですからね」と述べ、都知事の重責に応じた対応も必要であると指摘した。

 就任した2014年4月以降、7カ国への9回の海外出張経費は合計2億5000万円、とりわけ今年4月に米国を訪問した際には3400万円の経費がかかったとされる。ただ井戸氏は「ミッション(任務)の内容によっては多人数を引き連れての渡航もあり得る」と、金額だけで評価できないとの見方を述べた。舛添氏を巡る最近の報道について「重箱の隅のような議論を始めると、そればっかりになる」「もっと事実に基づいた説明が、しっかりなされるべきだったのでは」と苦言を述べた。

 参院議員時代に政治資金を家族旅行などに私的流用したことについては、「不適切な対応だったと率直に認めるべき」との見方を示した。そのうえで「けじめのつけ方もずさんで、信頼を失う結果になったのでは」と語った。

 一方で、井戸氏は自ら「兵庫県知事だとエコノミーでも違和感はないかもしれないけれど」と謙遜していた。ラジオ聴取者からの質問に答えた。