太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及を目指す「固定価格買取制度」が、今月より始まった。エネルギー問題は、いろいろと議論があるが、太陽光発電所を経営している側としては、発電量が少ない時があるので落ち込むことがある(それを避けるためには保険があると、保険会社の人は言うだろうが)。メーカーから、その地域のその条件にあった年間の推定太陽光発電量が示されている。客観的事実としての発電量は決して変わることはないものの、その解釈の問題で幸せにも不幸にもなる。月々の発電量が予測値を超えれば不満は起こらない。その月だけの視点で発電量が、予測値よりマイナスになっている場合が続くと、機器の不具合などの疑いを生ずる場合もあるかもしれない。そこには好調の状態はずっと持続すべきものとの考え方が潜んでいる。

ずっと高い発電量が維持されるのが最も望ましいのだが、一月、一年のベースで見れば、多少凹凸があるのは仕方ないことだ。特定の一日という試行、その結果はいろいろな気候の複雑な要因の絡まった確率的現象といえる。だから、一月、一日と細かい単位になれば、統計的にもバラつく性質のものなので、予測値はあたらないことは、時にはあるだろう。続けて不調のことすらあり得る。但し、長期間のデータをとっていて、その観点で見れば、個々の現象は、全体にはさほど影響はしないはずなので、一喜一憂する必要はない。事実を大局的に構えて解釈を加えることが望まれる。